東京の新宿御苑にある写真ギャラリー "Place M"と同じビルの5階にレンタルデジタルプリントラボをオープン。
ラボの名前は"TokyoLightroom"。
"Place M"の暗室が"TokyoDarkroom"なのにあやかって決定!
プリント用紙を持ち込めるレンタル大判デジタルプリントラボを中心に、
写真作家/フリーカメラマン/アマチュアカメラマン/写真愛好家が必要としているサービスを提供するポータルスペースを目指します。
用紙を自由に選択できるラボがない!それなら自分たちで作ってしまおう。
カメラのデジタル化が進み、銀塩写真は一部の銀塩写真愛好家しか使用しなくなり、これまで銀塩で撮影を続けてきた写真家などもフィルムや印画紙の供給が少なくなりデジタルに移行せざるをえない状況です。
そうすると当然プリントするのはデジタルプリントということになります。
ほとんどの方は、A3程度のインクジェットプリンターの購入を検討することとおもいます。
ですが、展示用のプリント制作に欠かせない大判プリンターは個人で購入できるような金額ではなく、維持費もかさんでしまいます。現状はプリントを業者に頼む以外ありません。
また、小型のプリンターでも長期間使用していないとインクが詰まったりするため、いざ使いたい時にプリント出来ない状況になり、修理したり、買い替えたりすることになるのも多くの人が経験することです。カラーマネージメントがきちんとしてないため、モニターで見たようにプリント出来ず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、メンテナンスが行き届いた大判プリント機や、カラーマネージメントがしっかりしている環境で安価で、しかも自分自身でプリントできるデジタルプリントラボが必要とされています。
そのようなサービスを安価に提供する場所として、エプサイトのプライベートラボがあります。
自分たちもプライベートラボのヘビーユーザーで大判の展示用プリントの場合はお世話になっています。
しかし、メーカーがサービスしていることもあり、メーカー純正用紙以外の選択肢がないのと予約を入れようとしてもいっぱいで展示に間に合わず他のプリント業者にお願いすることが多くあります。
海外では、インクジェットプリントもアーカイバルプリントに適したアート系の用紙を使用することによって、作品としての価値が認められはじめています。
各用紙メーカーも様々なタイプのインクジェット用紙を供給しています。
デジタルネガと言われる、インクジェットプリンターでフィルムにプリントして、そのフィルムを銀塩ペーパーに密着焼き付けする手法も作品の価値を高めるものです。
ですが、各メーカーから販売されている,魅力的なプリント用紙を自由にに選択できる大判デジタルプリントラボがどこを見渡してもない状況なので、それなら自分たちで作ってしまおうというのが開設の理由です。
デジタルプリント初心者でも、初めてラボを使う際にソフトの使い方から写真の調整など含め納得できるプリントが出来るように講習を行ったり、
PlaceMとエプサイトとも協力関係を作り、共同のワークショップやセミナー、デジタルネガワークショップも開催予定です。
その他、写真作家/フリーのカメラマン/アマチュアカメラマン/写真愛好家が必要としているサービスを徐々に広げて行きたいと思っています。
用紙を持ち込みプリントした場合など、余った用紙を使用量に応じて買い取り、安価に再利用できるようにしたり、普段使用しない機材を持ち込んで頂き、使いたい人に提供して持ち込み者に還元する仕組みなども考えています。